宮崎県は千切り大根の産地!
農家の親戚が千切り大根を作っているので、
もらう機会があるのですが、
せっかくもらっても、
どうやって使えばいいのか?分からない!!(汗)
そもそも水に戻して使うとか、
正直メンドクサイなあ〜
なんて思っていたら!
めちゃ簡単でしかも体にもいいという、
美味しい食べ方を先日TVで知ったのです。
そういえば・・・
似たものに「切り干し大根」というのがありますが、
これって・・・同じもの?
それから2月17日は「千切り大根の日」と言われていますが、
どうしてこの日が記念日になったのでしょうか?
ということで今回は千切り大根(切り干し大根)についてのあれこれと、
私がTVで知った簡単なレシピを紹介したいと思います♪
千切り大根と切り干し大根って同じ?違う?
まずは千切り大根っていう呼び名についてですが、
これ実は西日本独特の呼び名らしいですね。
関東など東日本では「切り干し大根」というので、
TVなどで紹介されるときは、
「切り干し大根」として紹介されることが多いのではないでしょうか。
さてこの千切り大根&切り干し大根。
どうやって作られているのかというと、
秋から冬にかけて寒くなる時期に収穫した大根を細く切り、
それらを広げて天日干しして作られています。
なるほど・・・細く千切りにカットした大根を干しているから、
「千切り大根」なんですね。(まあ当たり前ですが・笑)
ところでこの千切り大根のルーツについてですが、
江戸時代からある食べ物で元々は愛知県が主な産地だったとか。
それが明治時代になると、
原料として使っている青首大根(宮重大根)が愛知から宮崎に移植され、
それと同時に千切り大根の作り方も伝えられたわけですが、
この千切り大根を作る環境というのが宮崎に適していたらしく、
昭和の初めごろから宮崎産の千切り大根が多く出回るようになり、
現在では宮崎県の千切り大根(切り干し大根)のシェアは全国第1位!
その宮崎県での産地の内訳はというと、
国富町が1位。
続いて宮崎市田野町・清武町が主な産地となっています。
なぜ宮崎県が千切り(切り干し)大根の産地が全国1位なの?
ところで元々愛知県で作られていた千切り大根(切り干し大根)。
しかしなぜ今は宮崎県での生産が全国1位なのかというと、
これは宮崎の気候が、
千切り大根を作るのに適しているからなんだとか。
冬の宮崎と言えば天気が良い日が多く、
昼間は比較的暖かいのですが、
これらの産地はそれに加えて山からの冷たい風が吹きおろすことから、
千切り大根を作るのに適しているのだそうです。
ちなみに宮崎の大根生産量は、
拝見したサイトによると全国で5位とトップクラスの生産量を誇っていますが、
他の大根生産地上位の県を拝見すると、
年間の快晴日数というのが宮崎が一番多く、
また冬でも殆ど雪が降らないということもあって、
こういった条件がきっと、
千切り大根を作る環境として適していると言えるのではないでしょうか。
・・・だから宮崎在住の筆者は、
千切り大根を貰う機会が多いんですね☆(笑)
千切り(切り干し)大根の栄養価は?
ところで千切り大根ですが、
大根を天日干しし水分を飛ばしたものということで、
いわゆる乾物と言われる食べ物なんですが、
その見た目からして・・・栄養ってあるのかな?
なんて思ってしまいませんか^^;?
でも実は・・・乾物にした千切り大根って、
スゴイ栄養がある食べ物なんですね!!
この千切り大根は食物繊維を始め、
カルシウムやカリウムなどを多く含まれているのですが、
「JA宮崎経済連」のHPによると、
大根を干すことによって、
生の大根と比べて食物繊維が10倍も増え、
他にもビタミンB1・B2では16〜20倍、
カルシウムは22倍、
なんと鉄は・・・48倍!
生で食べるよりも多くの栄養が取れるという、
実は千切り大根ってスーパーフードだったんです^^
しかも無添加無着色で安心安全!
積極的に使っていきたいところです。
千切り(切り干し)大根の保存方法は?
そんな栄養価の優れている千切り大根ですが、
無添加・無着色なので消費期限とか気になりますよね。
ですが天日で干した乾物である千切り大根!
ということは当然長期保存が可能な食品なんです。
未開封の状態なら高温多湿を避けた常温で半年から1年。
開封しているならジップロックで空気を抜いた状態で冷蔵庫保存で、
半年から1年と言われています。
(ただし買ったものなら袋に書いてある賞味期限等を参考にして下さいね)
ですが・・・
私の場合は親戚筋からもらったものなので、
常にいつのものなのか分からない状態なんですが^^;
冷蔵庫にそのまま入れっぱなしにしても、
特になんの問題はありませんでした(笑)
とはいえ長く放置していると、
いくら乾物とはいえども色が変色しますのでご注意下さい☆
(ただし品質や味には問題ないようです)
2月17日はなぜ千切り(切り干し)大根の日?
話は変わってこの千切り(切り干し)大根ですが、
なんと記念日が制定されており、
それが2月17日なんです。
ではなぜこの日が千切り大根の日となっているのでしょうか?
これは広島県にある食品メーカー、
「こだま食品」というところが制定したそうで、
日本の伝統食である千切り大根文化の発展と、
この文化が次の世代へと引き継がれてゆくことを願い、
こだま食品は2月17日を「千切り大根の日」に制定いたしました。
(出典:http://sengiridaikon.moo.jp/record.html)
これを機会に、
千切り大根に良さを広めていきたいですね!!
ちなみにこの日にした由来についてですが、
- 千切り大根生産の最盛期が2月
- 「千切」=千をばらして「二」「1」、切の「七」
という理由で「2月17日」に制定されたということです。
千切り(切り干し)大根の簡単なヨーグルトサラダ
そんな栄養価の高い食品って今まで知らず、
殆ど使ってこなかった千切り大根^^;
実はこの千切り大根って、
すぐ戻すことが出来る乾物なんですね!!
煮物にするときはたっぷりの水で10分から15分、
サラダや和え物などにするなら熱湯で5分でOKなんだとか。
ですが私がTVで見つけた食べ方は、
時間はかかりますがめちゃ簡単で美味く食べれるんです♪
その食べ方とはなんと!
千切り大根&ヨーグルト!?
・・・これ美味しいの?
なんて不安に思うかもしれませんが。
なんせ千切り大根に味のクセがまったく感じられず、
尚且つ大根の歯ごたえがヨーグルトと意外に相性が良くて。
本当に美味しい!!
ということで、
とっても簡単なレシピを最後に紹介します。
- ヨーグルトに千切り大根を食べやすい大きさにカットして入れます。
(ヨーグルトは無糖で!)※ちなみに本来は千切り大根を使う前に水洗いするみたいですが、
私は洗わずそのまま投入していました^^;
全体が浸かるように混ぜ混ぜしてくださいね♪ - それを8時間以上冷蔵庫で寝かせます。
(すぐには食べれないので注意) - 8時間経過すると・・・ヨーグルトの中で、
ちゃんと千切り大根が戻っています。 - あとはこれにマヨネーズや塩コショウなどで、
自分好みに味をつけて完成!
マヨネーズ投入!混ぜ混ぜして・・・
完成!!
これだけでお手軽な千切り大根のヨーグルトサラダが完成します!
ちなみに本当はヨーグルトと千切り大根との比率、
というのがあるみたいですが、
・・・正直言って、
適当な分量で作っても失敗したことがありません(^^)v
もしかしたら過剰に千切り大根を入れると、
戻り過ぎてしまうのかも?しれませんので、
その辺りに注意して適度に入れれば良いかと思います。
そして調味料の分量なんかも、
ハッキリ言ってお好みでOK(笑)
ヨーグルトが好きな人なら料理が苦手でも、
失敗することなく美味しく作れますね。
ちなみにこの千切り大根を、
お味噌汁の具として使っても美味しいですよ♪
お味噌汁を作る時水だけを入れた状態で、
この千切り大根を食べやすい大きさにカットして入れておけば、
お味噌汁が完成した時にはすっかり戻って食べれる状態になっています^^
お味噌汁の具に困った時にも重宝出来る千切り大根。
ぜひ使ってみて下さいね!!
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